%3Ciframe%20width%3D%22560%22%20height%3D%22315%22%20src%3D%22https%3A%2F%2Fwww.youtube.com%2Fembed%2FyBjmXiC64yc%3Fsi%3DSrj7MusF_EpjqADG%22%20title%3D%22YouTube%20video%20player%22%20frameborder%3D%220%22%20allow%3D%22accelerometer%3B%20autoplay%3B%20clipboard-write%3B%20encrypted-media%3B%20gyroscope%3B%20picture-in-picture%3B%20web-share%22%20referrerpolicy%3D%22strict-origin-when-cross-origin%22%20allowfullscreen%3D%22%22%3E%3C%2Fiframe%3Eなぜ、今年カレー屋さんの倒産が増えているのか──「売上が上がらない」と「利益が残らない」のダブルパンチ最近、個人経営のカレー屋さんの倒産が増えているというニュースが話題になっています。美味しい料理を出しているのに、なぜうまくいかないのでしょうか?その背景には、「売上が上がらない」ことと「利益が残らない」ことが、同時に起きているという現実があります。私たちは、カレー店の倒産の原因を「価格を上げて集客ができなかった」からではないか?と考えています。「売上を上げるか、経費を下げるか」──それだけです「経営とは、売上を最大化するか、経費を最小化するか。それしかない」──京セラ創業者・稲盛和夫さんの言葉です。とてもシンプルですが、これ以上の真実があるでしょうか。私たちマーケターから見ても、思わず唸るほど、本質を突いた言葉です。でも実際には──店舗経営の相談に来られる方の多くが、「経費をどうやって下げるか」に意識が集中しているように感じます。人件費を減らせないか家賃の安い場所に移れないか原価率をどうにか抑えられないかたしかに、わかります。数字を見れば「削るところ」に目が行くのは当然です。毎月の支払いに追われれば、「まず守らないと」という気持ちになるのも自然です。でも、それだけでは足りないんです。基本原則は、今も昔も変わらない経営の原則は、本当にシンプルです。売上を上げる経費を下げるこのどちらか、もしくは両方をやらなければ、利益は生まれない。そして、ここがもっとも重要なポイントですが──どれだけコストを削っても、売上が上がらなければ限界があるということです。たとえば、10万円の売上に対して5万円の経費なら、利益は5万円。でも、5万円の経費を4万円に下げても、利益は1万円しか増えません。一方で、売上が10万円から15万円に伸びれば、それだけで利益は一気に増えます。経費を下げるのは「守りの戦略」。売上を上げるのは「攻めの戦略」。両方の視点がそろってはじめて、経営は安定します。バランスを欠いたとき、事業は不安定になります。守るだけでは、生き残れない時代にこれからの時代、ただ「コストを抑える」だけでは難しい。なぜなら、光熱費も人件費も、物価も、すべてがじわじわと上がっているからです。削れるものには限界がある。でも、伸ばせる売上には可能性がある。だからこそ、「売上を上げる」という意識を取り戻すことが必要なのです。どんな人に、どう見つけてもらいたいのか?リピートしてもらうために、何を感じてもらいたいか?「このお店、好きだな」と言ってもらえる瞬間を、どうつくるか?それらはすべて、「売上を伸ばすための第一歩」です。「攻め」と「守り」、どちらも欠かせない経営の両輪です日々の経営に追われる中で、つい「出ていくお金」を気にしてしまうのは当然のことです。材料費の高騰、人件費の負担、家賃の支払い…。どうしても「削ること」に意識が向いてしまう。でも本当は、“削ること”以上に大切なのが、“生み出すこと”なんです。稲盛和夫さんが語ったように、経営の本質はこの2つしかありません。「売上を最大化するか、経費を最小化するか。それしかない。」つまり、「攻め」と「守り」の両方をバランスよく進めること。どちらかに偏ってしまうと、どんなに誠実に努力しても、利益は残りません。攻めの戦略:売上を上げる3つの視点では、実際にはどのように売上を上げていけばいいのでしょうか?カレー屋さんを例にして考えてみます。消費者の購買までの流れは3つのステップです。カテゴリ(種類)を決めるブランド(お店)を決める商品(メニュー)を決めるこの流れで順番に選択されていきます。つまり、このプロセスを行う人の数を増やすことができれば、売上を増やすことができます。①カテゴリ新規者を増やす「普段、外でカレーは食べないんです」そんな人に振り向いてもらえる企画は、立派な“攻め”です。誰かが何かを食べよう、飲もう、行こう、買おうと思ったときに想起される入口を増やすことを目指していきます。イベントやフェスに出展してみる喫茶店でカレーを提供してみるルーだけを協力店に提供するあなたのお店だからこそできる「新しい切り口」で、新しい客層と出会うことができます。②ブランド新規者を増やす街にはカレー屋さんがたくさんある。その中から、「あなたのお店」を選んでもらうには、“知ってもらう仕掛け”が必要です。Googleマップでの上位表示インスタで思わずシェアしたくなるビジュアルWebやチラシ等での認知拡大「味」の勝負の前に“選んでもらう勝負”で勝つことが売上につながります。③リピーターを増やす売上を安定させるために、一番効率がいいのが「リピート客」です。LINEクーポンで来店のきっかけを作る毎週変わる“今週の気まぐれカレー”で飽きさせないお気に入りカレーを投票してもらう「カレー総選挙」「もう一度食べたい」をつくることは、何より強い“攻め”の一手になります。守りの戦略:利益を残すための“経費最適化”一方で、売上が上がっても、利益が残らなければ意味がありません。「守り」の戦略とは、限られた売上の中で、どれだけ無駄を減らし、効率よく利益を残せるかという視点です。①価格を上げる「うちはこれ以上、値上げしたらお客さんが離れそうで…」そう悩む経営者の方は少なくありません。私たちが価格を上げましょうと話すと、ほぼ100%そのように悩まれます。でも、“値上げ=強気な戦略”と決めつけてしまうのは、少しもったいない考え方かもしれません。価格設定は、マーケティングでも最も難しい分野のひとつなぜなら、価格とは「数字」でありながら、お客様の“感情”に強く影響される領域だからです。とにかく安ければいい──というわけではないかといって、高すぎても選ばれない「これでこの価格なら、満足!」と思ってもらえる“1点”を探さなければならないこの絶妙なバランスを見極めることが、価格戦略の難しさであり、醍醐味でもあります。「価格を上げる」には、まず「満足感を上げる」本質的に、価格を上げるとはどういうことでしょうか?それは単に「数字を上げる」ことではなく、“お客様の感じる価値を上げる”ことなのです。要するに、「お客様に好かれながら価格を上げる必要がある」ということ。そして、そのためには顧客満足感を高める努力が欠かせません。味の深みや品質のこだわりを、言葉や写真で「見える化」する「この店なら、この値段でも通いたい」と思える体験をデザインするお客様の声を紹介し、「他の人も満足している」という安心感を与える値段ではなく、“納得感”をつくるたとえば:「自家製のスパイスを毎朝湿度に合わせて調合しています」「化学調味料を使わず、胃に優しい設計です」「月に1度しか出ない、5日掛けた限定メニューです」これらの情報は、価格の“理由”になります。ただ価格を上げるのではなく、“選ばれる理由をセットで伝える”ことで、価格に納得してもらうことができるのです。「利益率の改善」は、「満足度の改善」から始まる価格を上げることは、単なる数字の調整ではありません。それは、お客様の満足度と真剣に向き合うことであり、あなたの仕事の価値を正しく伝えることです。そしてその結果として、利益率が改善され、経営の持続性が高まっていきます。「価格を上げる」ことは、“攻め”ではなく、“守るための選択”であっていい。守るべきは、あなたの時間、技術、誠実さ。そして、お客様の信頼です。②FLR(またはFDR)コストの見直し一般的に「FLRコスト」と呼ばれる3大経費は、以下のとおりです。F(Food / 原材料費)L(Labor / 人件費)R(Rent / 家賃)ただし、個人店の場合は、人件費(L)がほぼゼロに近いため、「D(Drink / ドリンクコスト)」を加えて「FDRコスト」として考える場合もあります。コスト改善の具体例✅ F(原価率)を下げる安定した仕入れルートの確保廃棄ロスの最小化サブメニューの構成を見直す✅ L(人件費)を抑える(スタッフありの場合)業務のマニュアル化シフト設計の最適化✅ D(ドリンクコスト)を見直す(個人店)濃度や分量の調整セットドリンクの出し方工夫原価率の高いドリンクを控える✅ R(家賃)の最適化立地と売上のバランスを見直すサテライト出店や間借りの選択肢も視野にFLR/FDRの目安バランスコスト項目理想の売上比パターンAパターンB原材料費(F)30%以内25%35%人件費(L) or ドリンク費(D)30%以内(または15%以内)30%25%家賃(R)10%以内10%10%合計70%以内が理想。65%以内であれば、多店舗展開も可能です。パターンAは、多店舗展開を行なっている店舗例です。大量に仕入れることで原価を下げています。パターンBは、品質へのこだわりが売りの小規模店舗です。品質を上げることで差別化を行なっており、その調整として少人数で提供を行います。「守りだけ」では、続かない経費の見直しは必須です。でもそれは、“攻め”と組み合わせてこそ効果が出ます。いくら削っても、売上がなければ数字は積み上がらない。逆に、売上がしっかりあれば、多少の無駄があっても利益は残る。だからこそ、攻めと守りのバランスが、今あらためて問われています。コストは「売上に対する割合」で考える── 固定費に“振り回される側”から、“活かす側”へ「最近、家賃が重く感じるんです」「売上は上がったのに人件費を払ったら、もう全然残らなくて…」経営者の方から、そんな声を聞くことがあります。でも、ちょっとだけ視点を変えてみてください。実は──家賃も人件費も、「売上に対して高く見えるか、安く見えるか」は、“売上の額”によって決まるのです。FLR/FDRコストは、“固定”ではないたしかに、家賃や自分の人件費は、毎月ほぼ同じ額で発生する“固定費”です。でも、それは「額面の話」。実際に見るべきは、「売上に対する割合」です。たとえば、こんな場合──家賃が毎月15万円のカレー屋さんがあるとします。月商家賃比率(=家賃 ÷ 売上)50万円30%(重い…)100万円15%(軽く感じる!)数字は変わっていません。でも、売上が倍になれば、家賃という固定費は“半分の負担”に見えるのです。「同じ人員」で「売上を増やす」ことの価値これは人件費でも同じです。たとえば、あなたが1人で切り盛りしているお店だとして──毎日8時間、同じように働いていたとしても、月商50万円と100万円では、1時間あたりの“売上効率”がまったく違うんです。つまり、「人件費を削る」のではなく、「同じ人数で多く売上を上げる」ことの方が、はるかに利益を残しやすい。そうであるなら、同じ人数で多く売上を上げることを考えてみるのも一つの方法です。スタッフの中に、Webの集客が得意な人がいなければ、私たちが活躍できるかも知れません。あなたのお店で、今日からできる一歩は?自店のFDRコストをざっくり計算してみる最近の新規来店者に、どうやってお店を知ったか聞いてみるリピーターを増やす「次の来店のきっかけ」をつくってみる攻めなくても潰れない時代は、もう終わったかもしれません。でも、攻めることで、もっと愛されるお店にできる──その希望も、まだ残っています。攻めと守り、両方の視点から、あなたのお店の“続けられる正解”を一緒に見つけていきましょう。