今回は、長崎市エリアで新規開店を行なった際に、しっかりとした準備を行なったのにも関わらず、来店に繋がらず、大赤字になってしまった事例を紹介します。
居酒屋を新規開店されたAさんは、資金1500万円を元手に長崎駅の近くにお店をオープンしました。
私たちに相談がある前に、地元のWeb会社にホームページ制作の依頼を行い、集客には自信があったとのことでした。
・地元長崎のWeb会社にホームページ制作の依頼
・ホームページ制作の費用は、総額50万円ほど
・MEO対策もしてもらっていた
と言う状態からのスタートでした。
CEO
KUROMORI
くろもり
Webデザイン会社を立ち上げ後、avex technologies、Web3事業立ち上げに参画。上場企業子会社の新規事業責任者を行いながら、2023年1月にair Inc.を設立。地方を中心としたマーケティングのマスアダプションを目指す。 専門は、分析とマーケティング。
周辺には、たくさんの競合店が立ち並ぶエリアです。新型コロナウイルスの影響もあり、お店を閉めている飲食店は多いところをチャンスと見て、新規参入を決められたそうです。
長崎駅付近は、グルメ街道が建設されていて、 ビジネスユーザーや旅行客などが足を止める場所となっています。
この旅行客などをメインターゲットとして、集客を考えていました。
私たちに、相談があった段階で店舗の調査(戦況分析) を行い、現段階での課題を探してみました。
当初、 Web の集客には何も問題ないと自信があったオーナーさんでしたが、 調査結果をお伝えすると、オーナーさんが見落としていた課題が多く残っていました。
- ホームページのターゲットが不明確
- 時間がかかるSEO対策を行なっている
- マーケティング目線での流入の設定ができていない
特に、 利益率が低く固定費が多く発生する飲食店などの業種には、 ホームページの制作費用というのが重くのしかかってきます。
結論から言えば、ホームページはあったほうが集客に有利ですが、高すぎるホームページの場合、相性が悪いと私たちは考えています。
その理由としては、
・初期費用を回収する期間が必要
・初期の場合、見てもらえない事すらある
・維持費が安いから、いいと言うわけではない
上記の3点です。
手の込んだ、ホームページは見た目はすごく綺麗ですが、新規店舗などの場合ホームページ自体を見てもらえない可能性の方が高いです。
私たちは、リピーターがついてからしっかりとしたホームページを作っていくことをおすすめしています。
- SEO対策を一旦やめる
- MEO対策に注力する
- ターゲットを明確にする
- 提供価値を伝える
私たちの方針としては、「時間がかかる SEO 対策を一旦やめ、その費用を MEO対策に投資する」と言うことを提案致しました。
MEO対策は、 すでに対策済みと言われていましたが、 とりあえずの設定が行われているだけで、ターゲットや提供価値が全く決まっておらず、 ただ記載をしているという状況でした。
私たちはその細かい部分も見直し、来店されるお客様に訴求できる提案を行いました。
また、 既存のホームページは、変更が行われると費用が必要になるということがわかりましたので、集客用のホームページを別で作ることを決意されました。
すぐにホームページを作るのではなく、MEO対策で残った利益をホームページの制作と維持費に充てることにしました。
- 来店数が約2倍になった
- 売上が1.8倍になった
- リピーターが獲得できた
- 獲得したいお客様が来店するようになった
導入後のお店の成果
MEOの設定をしっかりとしたものに変更を行い、ターゲットへのリーチを行なった結果、来店数が約2倍まで伸び店舗の売上も1.8倍まで上昇しました。
私たちが、数多くの店舗を分析した結果、 ただMEOの順位が上がればいいというわけではなく、お店のことをしっかりと正しく認識してくれることが、結果としてリピーターに繋がり、利益につながるということが分かっています。
つまり、 お店側としては「こんなお客様に来て欲しいな」という思いがしっかりと決まってないと、ふわふわしたターゲット選定になり、そこに対する価値提供が行えていないという結果になります。
とにかく新規顧客を獲得したいと意気込んでしまっても、客の獲得コストが莫大になり、結果として利益が残っていないと言う結末が待っています。
そうならないために、リピーターになってくれるお客様をしっかりと考える必要があります。
地元企業だからこそ抱える悩み
私たちに、相談があった段階で店舗の調査(戦況分析) を行い、現段階での課題を探しました。
当初、 Web の集客には何も問題ないと自信があったオーナーさんでしたが、 調査結果をお伝えすると、オーナーさんが見落としていた課題が多く残っていました。
・ ホームページのターゲットが不明確
・時間がかかるSEO対策を行なっている
・マーケティング目線での流入の設定ができていない
私たちが課題として挙げた代表的な物は上記の3点です。
特に、 利益率が低く固定費が多く発生する飲食店などの業種には、 ホームページの制作費用というのが重くのしかかってきます。
結論から言えば、ホームページはあったほうが集客に有利ですが、高すぎるホームページの場合、相性が悪いと私たちは考えています。
その理由としては、
・初期費用を回収する期間が必要
・初期の場合、見てもらえない事すらある
・維持費が安いから、いいと言うわけではない
上記の3点です。
手の込んだ、ホームページは見た目はすごく綺麗ですが、新規店舗などの場合ホームページ自体を見てもらえない可能性の方が高いです。
私たちは、リピーターがついてからしっかりとしたホームページを作っていくことをおすすめしています。
新規顧客の獲得コスト
あまり知られていませんが、私たちの調査結果によると、新規顧客の獲得コストというのは、既存顧客の獲得コストに比べると約4倍から5倍の費用がかかることが分かっています。
つまり、新規顧客の獲得コストを下げることが、非常に重要だと私たちは考えています。
新規顧客の獲得コストを下げる方法としては以下の3つがあります。
・自社集客
・外注費用を下げる(仕入れ含む)
・広告費を下げる
競合他社が、新規獲得コストを下げきれない場合、新規獲得コストを下げた会社の方が非常に有利に戦うことができます。
私たちは、自社集客を行いつつ、広告費を下げることが可能な方法を推奨しております。
地方が抱えるホームページ問題
今回は、 たまたま長崎のWeb制作会社に依頼を行い大赤字になった。と言う、相談でしたが、私たちの目線で見ると、素晴らしいホームページを提供しているように思えました。
ただ、一つ問題があるとすると、「マーケティング・ビジネスのフローを理解していない」と言う点に課題があると考えています。
長崎に限ったことではありませんが、地方の方でも同様の相談が寄せられています。
また、地方の場合はよく SEO 対策を進められます。
SEO 対策は、 非常に有力な集客方法なのですが、飲食店などの小規模事業者にとってはあまり相性の良い対策とは言えないと考えています。
その理由は、以下の3点です。
・ 効果が出るまでに半年近くかかる
・ 費用の回収が難しい
・ 運用を続けるのが難しい
SEO 対策を行うと、長期的には集客が可能になりますが施策のタイミングを考えると立ち上げ時期ではありません。
立ち上げ時期というのは、 すぐにでも来店に繋げることが重要だと考えています。
飲食店にホームページは必要なの?
私たち、air Inc.が お勧めしている店舗事業者向けの Web 戦略としては、「小さく始める」ということをお伝えしています。
特に地方の場合、 ホームページに関しては、小さく始めるが難しい状況にあるという環境的な問題が存在しています。
店舗事業者にとっては、 ホームページ制作の初期費用が非常に負担になったり、維持費等が払えなかったり、 そもそもホームページの打ち合わせの時間が取れなかったりと、数多くの問題があります。
私たちがおすすめするホームページ制作の基準としては、
・初期費用がかからない
・月の維持費は2万円以内
・最新の技術を使っている
この3点を重要視した Web 制作会社の選定基準を設けています。
この3点を満たしているホームページ制作会社であれば、利用してみてもいいと思います。
導入後のインタビュー
営業自粛などが重なり、スケジュールの遅れからかなり焦ったお店の出店になったことで、よくよく考えることもしないまま、開店を迎えました。赤字が続き、広告を出してもお客さんが来ないときは、本当に寝ることもできなかったです。そんな中、MEO対策を行なったことで、少しずつ来店数が増えてきて、県外のお客さんが来るようになってから、自分がお店を出して良かったと思うようになりました。ホームページは自分の選択ミスだと教えてもらってから、順序を踏んで取り掛かれるようになった気がします。
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