整骨院集客の成功は3ステップ|成功実例も解説します

執筆者 | クロモリ ユウキ
マーケター | air Inc.代表

シラベルの開発者であり、air Inc.を運営しています。少ない費用で大きな成果を上げるマーケティングの研究と支援を提供しています。

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この記事の対象となる読者

・集客に悩む小規模店舗オーナー

・マーケティング担当者が不在または少ない企業

・多店舗展開しているが、店舗ごとの集客力にバラつきがある

今やコンビニと同じくらいの件数があると言われている整骨院。

日々の業務の合間に集客に奔走されている方からも「結局、整骨院の集客って何をしたらいいの?」とご質問されることが多いです。

チラシ、WEB集客、SNS集客・・・集客の種類は様々です。

全部やるには時間もコストもかかりすぎる。

業務の合間に集客にそんなに時間が割けない!

そんな方にお伝えしたいのが「整骨院の集客の成功例」です。

この記事では、集客の段階別に3つの成功パターンをお伝えします。

この記事で解決できること
  • 高齢者を中心とした顧客層にどうアプローチするかの悩み
  • オンライン集客に不慣れな整骨院オーナーの悩み
  • 集客効果をさらに高めたい整骨院オーナーの悩み

この記事はで読むことができます。

整骨院集客の成功例その1|高齢層にも届きやすいチラシ作戦

整骨院集客の成功事例の一つ目は「チラシ」での訴求です。

チラシって時代遅れじゃないの?

チラシじゃなくてWEB集客したいからシラベルを見てるのに・・・

と思われた方もいらっしゃることでしょう。

少子高齢化が進む中、チラシは特に「高齢者層」に情報を届けるために有効なツールです。

ご自分の整骨院の顧客層を思い出してみてください。

思い当たる節はありませんか?

チラシの集客が効果的な理由

整骨院にかかる療養費(柔道修復療養費)の年代別分布でもわかるように、整骨院を必要としている年齢層は70〜79歳が1番多いです。

この年齢層に多いのは「スマートフォンは持っているけどいまいち使い方がわからない」というケースです。

また長く新聞広告や折り込みチラシなど「紙媒体」での情報収集に慣れている世代でもあります。

自分に有益だと感じたチラシをクリップして壁にかけておいたり、目に届くところに置いてあるシーンを見たことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

日頃からチラシなどをみて自分に有益な情報を(物理的に)ストックしているのもこの年代の特徴です。

デザインや情報を工夫した「見やすい」チラシを配布することで、必要としている人たちに種まきをしてみましょう。

高齢者の方以外にも有効!?ポスティングによるチラシ配布

整骨院を必要としている方のデータで興味深いものがあります。

お気づきでしょうか?

過去3年間で整骨院を必要としている方の世代割合はほぼ一定なのです。

40〜69歳という幅広い年齢層にも必要とされている方が多いことがわかります。

実はこの年齢層にもチラシは効果的です。

チラシで新規顧客の集客を図りたいと検討されているオーナーさんは、ポスティングを検討してみてください。

近年新聞は発行数が減少し、新聞をとっているというご家庭も減少しています。

若い世代では新聞をとっていないことの方が多いです。

そこで有用なのが「ポスティング」を活用することです。

ポストにデリバリーのチラシや住宅見学会のチラシなど入っていた経験はありませんか?

あのチラシの配布手法をポスティングと言います。

最近ではオンラインプリント企業でも印刷+ポスティングまでセットのサービスを提供しているところもあります。

チラシデザインをご自分でされる(または依頼する)必要はありますが、価格も1,000部で10,000円程度と比較的安価です。

チラシを高齢者層だけでなく、幅広い年代の目に留まりやすくするためにポスティングは有効的です。

チラシ+Webで幅広い層にアプローチ

整骨院の集客の成功事例をお話しします。

近隣エリアに競合院も多く、少し離れた場所で再開院をすることになった整骨院のオーナーさん。

まずは自社の強みと顧客ニーズを洗い出し、ターゲット層に合うチラシを提案しました。

そして、チラシにちょっと一工夫。

アナログなチラシに、若い世代が慣れている「Web」へ誘導する仕組みを組み込んだのです。

ホームページ、Googleマップとご提案した中でオーナーさんが選ばれたのはGoogleマップでした。

実は集客はアナログ、デジタル問わずそれぞれの点をつなげてお店に繋げる橋を作る必要があるのです。

アナログ(チラシ)とデジタル(Googleマップ)を繋げることで、幅広い年齢層にわかりやすくリーチすることが可能となります。

場所を移転しての再オープンでしたので、Googleマップの情報を整えてチラシと連携させることで院の認知度と信頼性を向上させる取り込みを行い「訪れやすさ」のハードルを下げることを提案しました。

「Googleマップをお孫さんが読み込んでくれて場所がわかって来やすかったという方がいました」

これは、集客の橋を通行してもらったからのお言葉だと思います。

チラシ+Webへの誘導で幅広い層にアプローチした集客を目指しましょう。

整骨院の集客の成功例その2|Googleマップで近隣エリアに届けよう

地域の方々が訪れてくれるように発信したいけどどうしたらいいの?

デジタルはあまり得意ではないから簡単に発信できるものはないの?

そんな風にお悩みの整骨院の先生も多いのではないでしょうか。

新規集客を考えている際の先生は特に、施術・経営にも忙しくなかなか時間が取れないというお悩みもお伺いすることが多いです。

ここではSNSに比べて時間をかけずにより多くの効果が狙える「Googleマップ」について、成功事例もあわせてお伝えします。

Googleマップが効果的な理由

Googleマップは地域密着型ビジネスには欠かせないツールの一つです。

「肩こりや腰痛がつらい」

「交通事故の後に首が痛い」

新しく整骨院を探す時に整骨院の名前を検索する人はほとんどいません。

「肩こり 整骨院」「腰痛 整骨院」「交通事故 首 整骨院」

のように、「悩み+解決してくれそうなところ(人)+エリア」を検索することが多いです。

Googleで検索をしてもGoogleマップは上の方に「場所」として表示されます。

つまり「肩こり 整骨院」等で検索した時にあなたの整骨院が上の方に表示されていれば、あなたの整骨院を必要としている潜在顧客の目に留まる可能性が高くなります。

そして、検索されて表示された後にはGoogleマップの情報が整えられているかどうかがポイントとなります。

場所、営業時間、施術内容などの基本情報はしっかりと整えておくことが大切です。

さらに、写真や投稿、口コミで整骨院の雰囲気が伝えられるように整っているとより必要としている方の心に届けることができるでしょう。

Web集客において大切なのは「ツールは接客をしてくれる営業マン」であるということです。

未来の患者さんがGoogleマップに訪れた時にあなたの整骨院の魅力が伝わる情報が掲載されていなくては、競合他院に流れてしまうことも想定されるのです。

Googleマップ+ホームページ=最強説

Googleマップの情報を整えた後、さらに競合他院と差別化を図りたい場合や信頼性を強化したい場合。

私たちがおすすめしているのが「Googleマップ+ホームページ」での集客です。

ホームページで整骨院の魅力や強みをしっかりと伝えてみましょう。

ホームページがあることで信頼度がアップするだけでなく、Googleマップには掲載できないより整骨院に沿った情報を発信することが可能です。

例えば「交通事故に強い!」「スポーツ外傷に特化しています」と強みを謳うことも大切です。

患者さんがシンプルに自分のお悩みを解決してくれそうと感じてもらうことは、あなたの整骨院へ訪れる一歩となってくれることでしょう。

Googleマップからホームページにとんでくださったお客様はすでにあなたの整骨院に興味を持っている状態です。

Googleマップ+ホームページは呼び込みからお店の中に入ってもらっている状態。

後はホームページの情報がしっかりと営業をしてくれるように整えることが大切です。

Googleマップとホームページの連携で信頼度アップを図った集客

Googleマップを運用しているのに集客が増えないとご相談いただいた事例をお話しします。

Googleマップの情報を整えてインスタグラムと連携をしていたため「運用に疲れた」「労力の割に集客に結びつかない」そういったお悩みでした。

実はSNSともGoogleマップは連携が可能です。

ホームページは初期費用も専門知識も必要で運用できそうにないから、無料で誰でもできるSNSで。

そう考えられたそうです。

そこでホームページのご提案と、運用の手間が少ないGoogleマップとホームページの連携運用を提案しました。

  • Googleマップでの情報とホームページの情報にズレをなくすこと
  • Googleマップのイメージとホームページのイメージをあわせること

この二つに留意して、潜在的顧客がGoogleマップで見つけてくれた時に違和感なく院のイメージを抱きやすくしたのです。

あわせて、口コミの強化に注力していただき、ホームページでは強みを発信。

SNSの投稿に頑張っていた時間は口コミへの返信とサービス向上にあてました。

Googleマップに注力することで地元にアプローチ、ホームページに繋げることで信頼感と「情報を探さなくても良い状態」を作ることで集客につながりました。

整骨院の集客の成功例その3|オウンドメディアでエリア上位を目指そう

一定数集客ができるようになって来た整骨院も、実は集客に悩んでいらっしゃるケースも多いです。

集客は整骨院を運営していく上で常に付きまとう悩みともいえます。

「リピーターにつなげたい」

「もっと多くの人にアプローチしたい」

「予約表をもっと埋めたい!」

ここでは、より広く認知を得るために検索エリア上位に入りやすく、固定客やファンにも繋がりやすい「オウンドメディア」の運用について解説します。

そもそもオウンドメディアって?

オウンドメディア(owned media)とは企業が自社で保有するメディアの総称です。

広域では紙のパンフレットやチラシ、SNSを指します。

しかしオンラインマーケティングの中では自社で運営し情報発信を行うブログやまとめサイトのようなサイトを意味することが多いです。

「うわ、ハードル高そう・・・」

そんな風に思われる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、オウンドメディアは「情報の蓄積」と「検索エンジン」をカバーでき、より集客の幅を広げたいと考えている方にはぴったりのツールなのです。

整骨院とオウンドメディアが相性がいい理由

整骨院はとても専門性が高い分野です。

そして、お客様のお悩みは生活に密着していることがほとんどです。

国家資格である柔道整復師の先生が発信する情報は「権威性」「専門性」ともに有益にとらえられます。

例えば治療の流れや、この季節に多い不調の紹介など、お悩みの方が読んで

「これだけ専門的でわかりやすかったら、この先生にお願いしたらよくなりそう」

と信頼してもらえる可能性が高まります。

さらにオウンドメディアを運用することでGoogle検索であなたの整骨院を検索上位にすることも狙えます

検索して上位に来るようになると人の目に多くつきやすくなります。

さらにSNSのように情報が新しいものが上に上がってくる媒体と違って、情報を溜めて欲しい情報を検索してもらえることができることもオウンドメディアの魅力の一つ。

欲しい情報を欲しい人がストレスなく探すことができるのです。

「情報の蓄積」と「検索エンジン」の両方をカバーすることができるため、より広く魅力を発信し認知することができるようになります。

集客の第2ステップはオウンドメディアでの特出化!

集客は一定数得られるようになったけれど、もっと多くの集客を考えたい。

他店舗経営も視野に入れた集客の土台を作りたい。

そんなご相談を受けることもあります。

いわば集客の第2ステップとも言える段階は、オウンドメディアで他院との差別化を図って、検索でも情報量でも特出することで、より多くの集客を見込めるようになることでしょう。

しかし、オウンドメディアの運用には知識と労力、また記事を外注する場合には費用も必要となります。

集客が波に乗った!次のステップに進みたい!

そんな時には「そういえばオウンドメディアって聞いたことがあるな・・・」

と頭の片隅に置いておいて頂けたらと思います。

目指すべきは地域密着型集客!ステップを踏んで着実な集客に

着実な集客のためには、集客の点と点を結び、ステップを踏んでいくことが大切です。

例えば、方針や言っていることがブレブレになっていると顧客の信用はガタッと傾いてしまいます。

集客を始めた段階では「もっと遠くからも来てもらえたら」「幅広い集客で競合他院に勝ちたい」そう考える方もいらっしゃると思います。

ですが、最初は落ち着いて。

足元である近隣地域のお悩みに寄り添う「地域密着型」の集客からはじめましょう

ブレない「強み」で地域に根付いた集客を

「あなたの整骨院の強みはなんですか?」

あれにも強い、これにも強い・・・

自分の腕に自信がある先生こそ陥ってしまいがちなのが「強みのブレ」です。

まずはその地域での顧客ニーズと自分の強みを合致点を探しましょう。

そして、その強みをブレないようにすることが大切です。

「交通事故に強い」「産後の骨盤矯正に強い」

その強みの裏付けも説明し、潜在顧客に届けられるとより良いですね!

新規顧客=未来のリピーター!一期一会を大切に

新規顧客がご予約してくださったら、未来のリピーターへと繋げるチャンスです。

院は清潔に、掃除が怠っている場所はありませんか?

来院、カウンセリング、施術の準備は万端ですか?

繁盛している整骨院は集客だけでなく、院雰囲気作りや、また期待と患者さんに思ってもらえるサービスもしっかりとしています。

集客はもちろん大切です。

しかし、来てくれたお客様が次に繋がってくださるような接客も、また重要です。

【最初から「口コミ書いてください!」と熱心にお話しいただいたことがありましたが、正直なところ、鬱陶しく感じてしまいました】

お客様で正直にそういう口コミを書かれているケースも目にします。

心身ともにリラックスして不調を取り除きたいとお悩みの方が多い整骨院ならば尚更でしょう。

まずは一期一会を大切に、また来たいと思っていただけることを心がけましょう。

ファンを増やして自然と集まる仕組み化を

腕が良い!ここにいったら不調が軽減した!

そう感じていただけると、どんどんとファンが広がっていきます。

人は良かった体験を誰かに話したいものだからです。

「肩こり?だったらいい整骨院があってね、私も良くなったの」

身近な人が困っている時にふと思い浮かべてもらえる整骨院は口コミや評判で広がります。

何度もリピートしてくださっている患者さんと信頼関係が構築できていると感じたら、口コミでも良かったら感想を・・・と促してみることも良いですね。

しかし、過度な口コミの要求はGoogleのガイドラインにも抵触するので、患者さんの主体に任せることが大切です。

困ったら専門家に依頼!お客様と向き合う時間を作りましょう

集客に成功している整骨院には特徴があります。

・集客をリンクさせて1つの線にしていること

・強みがブレていないこと

・いざというときは専門家を頼ること

集客に一生懸命になりすぎるあまり、迷走してしまったりサービスが疎かになってしまうことは本末転倒です。

例えばホームページ制作やGoogleマップの最適化が難しい・・・!

そんな場合にはair Inc. にご相談ください。

シラベルの参考記事:air Inc.のホームページの強み

集客の橋を築き、あなたがお客様と向き合う時間を大切にできるようにサポートします。

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