ペットショップ集客の壁を突破する方法|規制に負けない!成功事例から学ぶ

お気に入り一覧ページはこちらから

この記事の対象となる読者

・集客に悩むペットショップ・サロンの小規模店舗オーナー

・マーケティング担当者が不在または少ない企業

・多店舗展開しているが、店舗ごとの集客力にバラつきがある

「ペットショップを取り巻く環境が厳しく、集客に悩んでいる…」
「広告規制が厳しくて、何をすればいいのか分からない…」

そんな悩みをお持ちの、ペットショップオーナー様へ。

近年、ペット業界を取り巻く環境は大きく変化しており、従来の集客方法が通用しにくくなっています。

今回は、年間300件以上の店舗分析を行っているマーケターである私が、ペットショップの集客を成功に導くための具体的な方法と、実際の成功事例をご紹介します。

特に…

  • ペットショップ
  • ペットサロン

を運営している方に向けて集客のヒントになればと思います。

結論を先にお伝えすると

  • ペットを飼いたい方は「お店の信用」をみている
  • ペットは、「家族」というステータスに来ている
  • 集客は「小手先だけの方法」は通用しない

ということです。

この記事で解決できること
  • ペットショップ・サロンの集客がうまくいかない
  • どんな集客方法をすれば良いのか分からない
  • 悪い口コミを防ぎたい

この記事はで読むことができます。

なぜ売れない?ペットショップを取り巻く厳しい現実

近年、ペットは家族の一員としての地位を確立し、ペットフード協会の調査によると、2023年には犬猫の飼育数が1591.3万頭にものぼり、15歳未満の子どもの数を上回りました。

まさに、ペットブーム真っただ中と言えます。

しかし、その一方で、ペットショップを取り巻く環境は厳しさを増しており、集客は困難な状況となっています。

広告規制で打つ手が限られている!

ペットショップの集客は、従来、チラシや折込広告、テレビCMなどが主流でした。

しかし、近年では、動物愛護管理法の改正により、 生体販売に関する販売規制や、広告規制が強化 されています。

例えば、

  • 生後〇ヶ月未満の販売禁止
  • 健康状態に関する表示義務
  • 販売場所や時間に関する制限

など、さまざまな規制が設けられています。

そのため、従来のような広告展開が難しくなり、集客に苦戦するペットショップが増えています。

家族として、ペットを迎えたいと思っている方に

子どものように預かっているペットをお届けしたい。と思っているオーナー様も多く

私たちも、この悩みの解決に取り組んできました。

批判の声…倫理観と集客のバランスに悩む

広告規制だけではありません。

ペットショップのあり方については、近年、倫理的な観点から、厳しい目が向けられる機会も増えました。

特に、

  • 生体展示販売
  • パピーミル(子犬工場)問題

などは、社会問題として大きく取り上げられ、批判の声も少なくありません。

そのため、ペットショップは、倫理観と集客のバランスをどのように取るかが問われており、従来の集客方法を見直す必要性に迫られています。

以前は、行き過ぎた販売ノウハウから、機会損失を出さないために

供給過多が起きていました。

私たちも、実際に調査を行いそのような問題があったことを知りました。

ここで分かったことは、「我が子のように預かっているペットショップやサロン」では

このような「批判の的になるようなこと」が起きていないということでした。

ペットを飼いたい方は、探偵のようにたくさん調べている

ペットを取り巻く環境の変化に伴い、顧客のニーズも多様化しています。

従来のような、 「可愛いペットを販売する」 だけでは、顧客の心を掴むことは難しくなっているでしょう。

  • ペットの飼育環境や健康管理に関する専門知識
  • 顧客一人ひとりのニーズに合わせた丁寧な接客
  • ペットとの生活をトータルでサポートするサービス提供

など、 顧客満足度を高めるための取り組み が、これまで以上に求められています。

そのため、ペットショップのスタッフ一人ひとりが、時代に合わせた集客ノウハウを身につけることが、これからの時代を生き残るために必要不可欠と言えるでしょう。

実際に、とある人気店は

この辺りの部分が弱かったために、閉店をする結果になりました。

このように、顧客はお店のことを徹底的に調べ「本当に大丈夫か?」ということを調べています。

よくある失敗例から学ぶ!ペットショップ・サロン集客の落とし穴

ペットショップ・サロンの集客は、ただ闇雲に取り組んでも、期待する成果を得ることはできません。

むしろ、逆効果になってしまうケースも…。

そこで今回は、よくある集客の失敗例とその原因、そして、そこから学ぶべき教訓について解説していきます。

安易な値引きは逆効果?価格競争の罠

「新規顧客を獲得するために、思い切った値引きキャンペーンを実施しよう!」

一見、効果的な集客方法のように思えますが、安易な値引きは、 価格競争 を招き、長期的な視点で見ると、お店のブランド価値を低下させてしまう可能性があります。

例えば、通常価格よりも大幅に値引きされたペットを購入した場合、顧客は、

  • 「このお店は、普段からこんなに高い値段で販売しているの?」
  • 「安かったけど、何か裏があるんじゃないか…?」
  • 「安くされてかわいそう…」

と、不信感を抱く可能性が高まってしまいます。

また、一度値下げをしてしまうと、顧客は通常価格で購入することに抵抗を感じてしまうため、値引きに頼らない集客方法を確立することが重要です。

また、サロンであれば

例えば、通常価格よりも大幅に値引きされたトリミングサービスを提供した場合、顧客は、

  • 「このサロンは、普段からこんなに安い料金でサービスを提供しているの?」
  • 「安かったけど、技術やサービスの質は大丈夫?」

と、不安に感じる可能性も。

また、一度値下げをしてしまうと、顧客は通常価格でサービスを受けることに抵抗を感じてしまうため、値引きに頼らない集客方法を確立することが重要です。

集客はできたけど…問い合わせ対応で失敗!

近年では、ホームページやSNSを活用して情報発信を行い、問い合わせや来店予約を促すケースが増えています。

しかし、せっかく問い合わせがあっても、対応が遅かったり、不親切な対応をしてしまうと、顧客はすぐに他のペットショップへと離れてしまうでしょう。

実際にお客様は、複数の選択肢を常に持っています。

例えば、

  • 問い合わせフォームから連絡したのに、返信がない
  • 電話で問い合わせたら、対応が面倒くさそうだった
  • 来店予約をしようとしたら、希望の日時が全く空いていなかった

など、顧客は些細なことで不安や不満を感じてしまうものです。

スムーズで丁寧な顧客対応を徹底し、 「このお店で購入したい!」「このお店に任せたい!」 と思ってもらえるような、信頼関係を築くことが大切です。

集客だけじゃない!販売につなげる仕組みづくりができていない

集客は、あくまでも「顧客を呼び込む」ための手段であり、最終的な目標は、ペットショップであればペットの販売、ペットサロンであればトリミングやホテルなどのサービス提供につなげることです。

そのためには、

  • 顧客との来店時のコミュニケーション
  • ニーズに合わせた提案
  • 利用後のアフターフォロー

など、販売やサービス提供につなげるための仕組みづくりが重要になります。

例えば、ペットショップであれば、

  • 顧客の来店目的や飼育環境などをヒアリングし、最適なペットを紹介する
  • 購入後の飼育に関する不安や悩みに対して、丁寧なアドバイスを行う
  • しつけ教室やトリミングサービスなど、アフターフォロー体制を整える

ペットサロンであれば、

  • トリミングの施術中に、飼い主に対して、ペットの肌状態や飼育環境に関するアドバイスを行う
  • ペットフードやケア用品など、関連商品の販売促進につなげる
  • 次回予約の促進やお得なキャンペーン情報などを提供する

など、顧客満足度を高めるための工夫を凝らすことで、リピーター獲得にも繋がるでしょう。

実際によくあるケースとして、

お店側の業務オペレーションが整っておらず、そこに課題があるケースも多いです。

「集客したら、お店に直接来店してくれるんでしょ?」

と考えている方が多く、実際は「WEBからのお問い合わせ、電話でのお問い合わせ」があります。

この仕組みがうまくいっていない店舗は、「口コミ」に結果が出ます。

成功の鍵は?ペットショップ・サロンが生き残るための3つのポイント

ペットを取り巻く環境や顧客のニーズが変化する中で、ペットショップやサロンは、時代に合わせた集客戦略が求められています。

そこで、ここからは、これからの時代を生き残るために、 押さえておきたい重要なポイント を3つご紹介します。

特にこの2つの部分は、非常に重要です。

ポイント1:顧客はWEBを見て来店を決める!

現代の顧客は、ペットショップやサロンを選ぶ際、インターネットで情報収集を行うのが一般的です。

  • Google検索
  • お店のホームページ
  • SNS
  • 口コミサイト

など、さまざまな情報源を参考にしながら、自分に合ったお店を探しています。

そのため、インターネット上での情報発信を強化し、顧客に「このお店に行ってみたい!」と思わせるような魅力的な情報を発信していくことが重要です。

ポイント2:不安を解消するために信頼感を与える情報を伝える

ペットを飼っている人にとって、ペットショップやサロン選びは、我が子を預ける場所 を選ぶのと同じくらい、慎重になるものです。

だからこそ、顧客は、お店を選ぶ際に、

  • 料金は明確なのか?
  • お店の雰囲気は?
  • スタッフの対応は丁寧?
  • 預けている間、ペットは安全に過ごせる?
  • 資格や経験は?

など、さまざまな不安や疑問を抱えています。

これらの不安を解消するために、ホームページやSNSで、料金やお店の情報を分かりやすく掲載したり、スタッフ紹介やブログを通して、お店の雰囲気やこだわりを発信したりするなど、顧客に安心感を与えられるような情報発信を心がけましょう。

特に、写真が重要です。

実際に、私たちの支援しているペットショップさんでは、

写真をきれいにすることで、閲覧時間が1.5倍になりました。

チラシやホームページ、SNSなどの告知媒体は注意

ペットショップやブリーダー、トリミングサロンとして、広告(新聞・インターネット・情報誌等含む)を実施する際には、動物愛護の観点から、いくつかのルールを守ることが義務付けられています。

これらのルールは、動物たちが幸せに暮らせるように、そして、飼い主さんが安心してペットを迎えられるようにするためのものです。

少し面倒に感じるかもしれませんが、ルールを正しく理解して、責任ある広告を心がけましょう!

広告に必ず載せるべき6つの情報

チラシやホームページに掲載する広告には、以下の6つの情報を必ず記載する必要があります。

  1. 氏名または名称: あなたの名前またはお店の名前
  2. 事業所の名称および所在地: お店の名前と住所(お店の場所がわかるように)
  3. 第一種動物取扱業の種別: ペットショップやブリーダーなど、どんな事業を行っているか
  4. 登録番号: 動物取扱業の登録証に記載されている番号
  5. 登録年月日および登録の有効期限の末日: 動物取扱業の登録証に記載されている日付
  6. 動物取扱責任者の氏名: 動物の世話や管理を行う責任者の名前

これらの情報は、「第一種動物取扱業者登録証」 に記載されている内容と全く同じものを記載してください。

広告で注意すべきこと

広告の内容は、ペットを飼い始めることを安易に勧めるような表現は避け、 正確で分かりやすい情報発信 を心がけましょう。

例えば、

  • 「飼育が簡単」 、 「誰でも飼える」 などの表現は避け、飼育上の注意点や責任を明確に伝える
  • 子犬や子猫の可愛さだけを強調するのではなく、 成体になった時の大きさや性格 、 飼育に必要な費用 なども伝える
  • しつけや飼育環境など、 責任あるペット飼育 についての情報を掲載する

これらの点に注意して、動物たちにとっても、飼い主さんにとっても、幸せな出会いをサポートできるような広告作りを目指しましょう!

ポイント3:WEBと現場の一体感で顧客体験を向上させる

顧客は、WEBサイトで得た情報と、実際に来店した際の体験に、一貫性があることを求めています。

例えば、ホームページで「アットホームな雰囲気のお店です」と謳っていても、

実際の店舗が清潔感に欠けていたり、スタッフの対応が冷淡であれば、顧客は失望し、二度と来店してくれないでしょう。

WEBサイトで発信する情報と、実際の店舗の雰囲気やサービス内容を一致させ、顧客満足度の高いサービス提供を目指しましょう。

特に、ペットショップやサロンでは、

  • 清潔感(トイレや衛生面)
  • 料金の不透明さ
  • カットなどの施術に難があった

この3つのポイントに関して、厳しい目が向けられがちです。

お客様に安心して来店してもらい、末永く愛されるお店にするために、注意すべき点を確認しておきましょう。

1. 清潔感(トイレや衛生面)

ペットを扱うお店にとって、清潔感は最も重要な要素の一つです。

飼い主さんは、大切な家族であるペットを預けるわけですから、当然、お店の中が清潔で衛生的であることを求めています。

  • トイレの臭い
  • 床の汚れ
  • トリミング台の毛
  • 飼育ケージの清潔さ

など、細かな部分まで気を配り、常に清潔な状態を保つように心がけましょう。

具体的には、

  • 消臭剤や空気清浄機を設置する
  • 定期的に清掃を行う
  • スタッフ全員が衛生管理の意識を持つ

などの対策が考えられます。

2. 料金の不透明さ

「思っていたよりも料金が高かった…」

このようなトラブルを防ぐためにも、料金設定は明確にし、分かりやすく提示することが大切です。

  • 基本料金
  • オプション料金
  • キャンセル料金

などを明確に表示し、顧客に疑問を抱かせないようにしましょう。

また、料金について質問があった場合は、丁寧に説明するよう心がけましょう。

3. カットなどの施術に難があった

トリミングは、ペットの健康と美容を保つ上で非常に重要ですが、 技術やセンス が求められる繊細な作業でもあります。

飼い主さんの希望通りの仕上がりにならなかったり、施術中にペットに怪我をさせてしまった場合、大きなトラブルに発展する可能性もあります。

  • カウンセリングを丁寧に行い、飼い主さんの要望をしっかり確認する
  • 技術に不安がある場合は、無理せず断る勇気を持つ
  • 万が一、トラブルが起きた場合は、誠実に対応する

などの点に注意し、顧客との信頼関係を築くことが大切です。

実際に効果があったペットショップ・サロンにおすすめの集客戦略

広告規制が厳しくなり、従来の集客方法が通用しにくくなっている今、ペットショップやサロンは、どのような戦略で集客に取り組めば良いのでしょうか?

そこで、ここからは、 これからの時代に合った効果的な集客戦略 を3つご紹介します。

ステップ1:Googleマップに表示させる!

「近くに新しいペットサロンができたみたいだけど、どこにあるんだろう?」

そんな時、多くの人が利用するのが Googleマップ です。

お客様が検索した時に、あなたのお店がすぐに表示されるように、Googleマップへの登録や情報更新は必須と言えるでしょう。

特に重要なのは、

  • お店の名前
  • 住所
  • 電話番号
  • 営業時間

などの基本情報はもちろんのこと、写真や動画を掲載して、お店の魅力をアピールすることです。

ステップ2:ホームページで安心感を伝える

Googleマップでお店を見つけたお客様は、次に、お店のホームページをチェックするでしょう。

ホームページは、お店の  となる重要な情報発信ツールです。

  • お店の雰囲気やサービス内容
  • お店の想い
  • スタッフ紹介

この3つは最低限必要な情報になります。

お客様に「このお店に行ってみたい!」と思ってもらいましょう。

よく、ホームページいるんですか?という質問をいただきますが、

結論としては、必要だと考えています。

その理由として、Googleマップを見た顧客の40%以上はホームページを確認しています。

弊社のクライアント様もホームページの改修を支援させていただき、

20倍の閲覧に繋がりました。

ステップ3:利用者とつながり口コミを増やす

「このトリマーさん、すごく丁寧で、うちのワンちゃんも嬉しそうだった!」
「このお店は、すごく信頼できる!」

お客様にそう思ってもらえたら、リピートにも繋がりやすくなりますよね。

ペットショップやサロンは、お客様との距離が近いサービス業です。

一度来店してくれたお客様とは、

  • SNSで繋がる
  • バースデーカードを送る
  • お得なキャンペーン情報を配信する

など、継続的な関係を築くための工夫を凝らしましょう。

お客様との繋がりを大切にすることで、口コミや紹介にも繋がりやすくなります。

実際に、口コミの評価が改善され、高まってくると「自然と口コミが集まるお店」に変わってきます。

あなたのペットショップ・サロンの成功パターンを明確に!

シラベルの参考記事:お店に合った集客方法を探す。

そこに辿り着くまでの道のりは、自分のお店に合ったものを選ぶ必要があります。

air Inc.では、自分お店にあった集客方法を無料で探すことができます。ぜひ探してみて下さい。

お気に入り一覧ページはこちらから